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玄関・勝手口の防犯 |
よく、「新手口があきらかに」などというマスコミ報道がありますが、手口の多くは、従来、鍵開錠業者が業務上使用する手法が転用されたものです。逆に、手口としては稀ではあっても、実際にドア錠を開ける方法はいくらもあります。それらが手口に転用されたときに、「新手口」という表現が使われるのですが、業者側から見れば、あくまで「想定の範囲内」ということになります。それらも含め、ある手口が突然流行することがあります。ピッキングなどがその最たるものです。とりあえずそれに対する対策を行うことは有効ですが、その他にも控えている多くの手口がありますし、また、周期的にそれらが巡ってくることもあります。目先のものだけに固執することは、あまり得策ではないといえるのは、そういう意味です。なお、これらをすべて排除する錠やドアというのはありませんが、それに最も近いのは、いわゆるCP認定の扉ということになります。それは、各手口への対策が取られていることもありますが、それらが総じてまんべんなく行われているという点があることも忘れてはいけません。 |
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CP-C認定シリンダー (Crime Prevention Cylinder = 防犯シリンダー) |
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最近巷をさわがせている外国人窃盗団によるピッキング被害(特殊な工具を使用し、不正に玄関錠をあけ、空き巣をはたらく手口犯罪)に対応するため、平成12年7月より、(財)全国防犯協会連合会が新たに認定した、既存玄関錠との交換用の「ピッキングに強い」シリンダーです。
数値基準をクリヤーし、かつ実地のピッキング試験により耐久時間をクリヤーしたもののみが認定を受けることができます。認定品には、CP(赤)マーク(上記)を貼ることが許可されます。 さらに同手口が広がりを見せる中、当該認定品を使えば、ある一定の安全は得られると考えて差し支えないでしょう 。 |
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CP-C認定規定(要約) |
正式名称: |
優良住宅用開きとびら錠等の型式認定 C-PC認定制度 |
認定の前提: |
住宅の開き扉で使用し、マスター等の装置が付随していない、既存錠との交換用のシリンダー(マスター装置が付いた場合、認定品以外として扱われます) |
耐ピッキング: |
試験員3名が各3個の試験体に対し各3回、計27回のテストを行い、各5分以上耐えること。 |
鍵違い数: |
6つ以上のタンブラーを内蔵し、実用鍵違い5,000通り以上であること。(実用鍵違いとは、理論鍵違い数より実際には使用しないまたは出来ない鍵山並びを排除したものです) |
耐久性能: |
10万回の鍵抜き挿し検査で異常が認められないもの。(1回=鍵を挿す・回して掛ける・抜く・再度挿す・回して開ける・抜く) |
その他: |
施工法や安全性等に著しい問題がないこと |
認定の有効期限: |
3年(更新届がない場合は、除外となります)
(例:シリンダー自体の破壊、鍵山の不正読み取り等、5分以内でのピッキング以外での解錠法がある。) |
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申請書内容
申請書類に次の内容を記載。
@ 住所、氏名(法人、個人でも可)A シリンダー名称、型式B 製造工場名、所在地 |
添付書類
@ 構造、原料などシリンダー内容に関するものA 製造、検査法など、製品の均一性を明らかにする事項B その他 |
提出資料
@ 鍵違いを示す資料A 鍵溝、ウォード形状を示す資料B 試験体とするシリンダー6個 |
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CP(優良防犯機器)認定錠について |
1980年度に制定された優良防犯機器認定制度(現称:優良住宅用開きとびら錠の形式認定制度)に元づき、財団法人全国防犯協会連合会(88年までは警察庁)が認定した防犯性能の高い錠前(掘り込み錠、面付錠)です。CP-Cでも関連のあるピッキング等の解錠や鍵違い数に加え、シリンダーもぎ取り、かんぬきの押し込み強度や長さ、破壊行為における耐久性能、通常使用での耐久性などを審査されます。現在はMIWA、GOAL、SHOWAで基準に認定された錠を販売しています。青色の「CPマーク」が添付されます。「CP−C」については、この認定基準に基き、シリンダー部分のみに限定し、改定を加えたものになります。 |
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ご注意ください! |
1980年度に制定された優良防犯機器認定制度(現称:優良住宅用開きとびら錠の形式認定制度)に元づき、財団法人全国防犯協会連合会(88年までは警察庁)が認定した防犯性能の高い錠前(掘り込み錠、面付錠)です。CP-Cでも関連のあるピッキング等の解錠や鍵違い数に加え、シリンダーもぎ取り、かんぬきの押し込み強度や長さ、破壊行為における耐久性能、通常使用での耐久性などを審査されます。現在はMIWA、GOAL、SHOWAで基準に認定された錠を販売しています。青色の「CPマーク」が添付されます。「CP−C」については、この認定基準に基き、シリンダー部分のみに限定し、改定を加えたものになります。 |
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フロント刻印 |
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フロント刻印とは、ドアを開けたときに見えるアーマープレート(別名:フロント)にうたれた刻印のことです。ここにある記号で、錠の型式の特定ができます。これが上の表と合致しない場合は、対策の必要がない商品である可能性が高いでしょう。 |
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