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装飾錠交換用シリンダー |
装飾錠とは、アールデコやロココ、ゴシックなどの、おもに欧風の模様を真似た、デザイン的に凝ったハンドルの錠前です。 |
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装飾錠 |
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1970-80年代に住宅玄関用として流行したもので、ノブ(握り玉)、レバーハンドルのほかに、サムラッチ(親指でつまみを押して開ける)など、多様な方式があります。現在ではあまり新規採用されることはなくなりました。
そのようなわけで、設置されてからかなり年月が経過したものが多い錠です。サッシメーカーの特定のドアの専用部品として生産されたものも多く、ドアの生産中止とともに簡単に廃止され、仮に経年により動作に不具合が出ても交換用の部品が入手しにくくなっていることは珍しいことではありません。
防犯的にも問題があります。
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まず、交換可能なハイスペックシリンダーがないものが多く、いまどきピッキング対策ができないわけです。サムターンも独特な形状をしているものが多く、サムターン回し対策グッズも対応するものがほとんどありません。仮にそれらがあったとしても、20年以上前のスペックで作られた製品ですから、こじ開けなどの攻撃にまったく弱いものが多いのも事実です。
と、言いながらも、少しでも状況を良くしたい、錠が壊れたので何とか交換したいというお問い合わせも少なくありません。そこで、交換が可能なシリンダーがある製品や、汎用性がある交換錠を集めてみました。ほとんどが、大規模な工事を必要とせず、ドライバー程度の工具で交換が可能なものです。
ただし、シリンダーについては、外観的な同定がほとんど不可能です。メジャーメーカーでは実施されている「フロントプレート等への型式番号の刻印」がなされていないものも多く、多くの製品で、シリンダー自体の形状を見てみないと、適合商品の同定ができません。いったんシリンダーをはずしてみられてから、下記画像でサイズと形状でご確認をしていただく必要があります。
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