株式会社松本建築金物店
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MIWA PMK(75PM)・GOAL・SHOWA他 公団用玄関錠(型式)

おもに、公団住宅用として開発された錠で、室内側に四角い箱状の本体が露出して設置されている事から「面付箱錠」とも呼ばれています。画像のノブ式のものが一般的ですが、後年、バリアフリー用途としてレバーハンドルタイプも発売されました。


このタイプは、現在では美和ロック社をはじめとした数社で、すでに廃番扱い(MIWAは補修部品としては取り寄せ可能)となっています。交換用のシリンダーが設定されていない製品も珍しくありません。しかし、錠本体の取り付け寸法は他社メーカー間と規格統一がなされていますので、MIWAのPMKと本体ごと交換することで、ここにある多彩なシリンダーを採用することができます。
この錠のシリンダーは室内側の箱状本体に直接連結されています。交換する場合は、本体を取りはずことになります。

MIWA PMK・GOAL・SHOWA他 公団用玄関錠 TYPE

MIWA対応型式

MIWA 75PM

要注意型式(要注意型式の刻印のものは、製造年式によってシリンダー交換がが不可能な場合がある物を指します)

MIWA MIWA MIWA

おもな同型機種

GOAL SHOWA WEST(カム送り対策済) AGENT 旧 MIWA刻印

■ 同型機種について

同型機種について
これら公団型面付け錠はそれぞれに対応できる交換用シリンダー、サムターン回し対策パーツはほとんど存在しませんが、それらが多くラインナップされている「MIWA PMK」と、一切の加工をすることなく交換することが可能です。そのようにすることで、各種の防犯対策がが可能になります。左画像のPMK寸法と適合するかどうか、ご確認ください。


左図ビッチ(ネジ中心-中心)寸法
A … 114mm; B … 89mm; C … 59.5mm;

■ 初期型PMKについて

初期型PMKについて
PMKの初期型は、今から30数年前の製品ですが、今でも稀に見かけることがあります。
シリンダーは旧式の「67ディスクシリンダー」が装着されています。シリンダーの直径が28.5mmと、後期の「75PM」タイプ(24.5mm)よりも大振りになっています。
また、メーカー名の刻印が丸っこい字体の旧ロゴになっています。
このタイプは、シリンダーのみの交換はできません。他の同型機種同様、錠すべてを交換しなければなりません。ただし、上記A寸法が若干ずれて、斜めにビスが入ることがあります。

■ ECシリンダー型PMKについて

ECシリンダー型PMKについて
「75PM」表記であっても、画像のようなマグネット式の電子キー「ECシリンダー」が装着されているケースは、他種のシリンダーに交換することはできません。
同等のECシリンダーであれば交換できますが、他のシリンダーをご希望の場合は、やはり錠全交換をすることになります。

■ PMK装飾錠タイプについて

MIWA PMK(刻印、75PM)には、ケースを利用した装飾錠があります。外部がサムラッチ(親指でつまみを押して開けるタイプ)となります。
装飾錠タイプであっても、一般のPMKシリンダーと交換が可能です。ただし、色がシルバー系に限定されます。
注) この同型機種は、現在の防犯基準では、玄関での使用がてきとうでないものとされています。本来は別途補助錠設置等の対策を推奨される錠です。
「MIWA PMK」は補修部品のため、法定性能表示義務は負いませんが、【現行商品】「GOAL」「SHOWA」については、カム送り耐久のみ5分以上(耐久性あり)で、他のピッキング耐久性などはすべて5分未満の表示となっています。


MIWA PMK

「75PM」刻印がある錠は「PMK」という商品になります。このタイプの錠としては、もっとも普及したタイプで、交換用部品も唯一充実しています。同型であっても刻印が違う旧式の中には、シリンダー交換ができないものもありますので、ご注意ください。

GOAL 4350シリーズ

現在もカタログにも記載されている現行機種。ノブタイプ(4350)とレバーハンドルタイプ(L435)がありますが、どちらもシリンダーは同型です。ただし、ケース等に一切の型式刻印がありませんので、外観的に製品を判断していただくほかありません。
最近生産された製品以外では、片ピン(6ピン)シリンダーからV-18へのバージョンアップ交換はできません。交換したい場合は、本体ケースごと交換しなければなりまぜん。
この製品は「MIWA PMK」と、一切の加工をすることなく交換することが可能です。「PMK」は交換できるシリンダーの種類が多彩で、選択肢が広がります。また、「4350」には制定されていない、本格的なサムターン回し対策グッズも導入できます。

SHOWA 7680シリーズ

現在もカタログにも記載されている現行機種。ノブタイプ(7680E、7680KJ)とレバーハンドルタイプ(7680L)がありますが、どちらもシリンダーは同型です。ただし、ケース等に一切の型式刻印がありませんので、外観的に製品を判断していただくほかありません。
「7680E」と「7680L」については、バージョンアップ交換部品はほとんどありません。ただし、「MIWA PMK」と、一切の加工をすることなく交換することが可能です。「PMK」は交換できるシリンダーの種類が多彩で、選択肢が広がります。また、「7680」には制定されていない、本格的なサムターン回し対策グッズも導入できます。
「7680KJ」については、SHOWA純正のシリンダーと交換が可能ですので、そちらをご利用ください。本体交換については、室外側のプレートの設置方法が異なるため、ビス穴追加加工をしなければ設置はできません。


なお、「ショウワ(旧昭和ロック)」は、数年前に一度倒産しましたが、現在は別資本により「ユーシン・ショウワ」として継続されています。

MIWA PMK 対応シリンダー

MIWA(美和ロック) U9シリンダー
美和の現行標準シリンダー MIWA(美和ロック) URシリンダー
U9のリバーシブルタイプ MIWA(美和ロック) JNシリンダー
カバのOEM製品 GOAL V-18シリンダー
GOALの最上位機種 SEPA HDH(HDS)シリンダー
ディンプル最安価シリンダー Clavis(クラビス) F-22
Q-18のMK対応型
Clavis(クラビス) Q-18
複製難易なスティックキー カバスター
カバのスタンダード仕様 WEST 916
標準的ディンプルシリンダー WEST 917
標準的ディンプルシリンダー HORI(堀商店) BySUS20S
防塵シャッター搭載機 DOM
ドイツの老舗メーカー製品

MIWA PMK 対応防犯サムターン

ホームロック
押して回す後付けパーツ 防犯サムターン
カバー脱着、後付タイプ

MIWA PMK 対応カム送り対策/補修・修理用部品

強攻プレート
サムターン回し対策/補修用 サムターン・ステラ(PMKタイプ)
新感覚のドアチェーン PMK-BLケースセット
補修交換用ケース PMKケースセット
補修交換用ケース

SHOWA公団錠のバリエーションについて

ノブ式の7680には「E」と「KJ」の2種が存在し、それらは外観がまったく異なります。「KJ」については、ドア外側のプレートを止めるビス穴を増設しなければ、「PMK」と交換することはできません。交換用のシリンダーはいくつかありますので、とりあえずそちらで対応することもできます。

SHOWA 7680E

SHOWA 7680E
MIWA PMKと同等規格の製品。PMKと本体交換が可能。
SHOWA 7680E 交換可能シリンダー
WEST 917
標準的ディンプルシリンダー

SHOWA 7680KJ

SHOWA 7680KJ
旧公団錠をモチーフとしたセパレートデザインタイプ。他の公団錠と切り欠きなしで交換することはできない。
SHOWA 7680KJ交換可能シリンダー
WEST 917
標準的ディンプルシリンダー U-shin SHOWA NEW・Xキー
ショウワの最上位機種

MIWA PMKシリンダー交換手順

MIWA PMK シリンダー交換手順1
MIWA PMK シリンダー交換手順2
MIWA PMK シリンダー交換手順3
MIWA PMK シリンダー交換手順4
1. まず、ノブをはずします。
室内側ノブの首下にあるビスを逆時計回りに回すと、ビスが外れます。
 
2. ビスを撤去した後、まっすぐノブを引き抜くことができます。
外部からも、同様に引き抜くことができます。
 
3. 室内側の本体箱を止めているビスを4本ともはずします。
 
4. そのまま引き抜けば、本体がはずれます。
外側の長座プレートははずす必要はありません。
MIWA PMK シリンダー交換手順5
MIWA PMK シリンダー交換手順6
MIWA PMK シリンダー交換手順7
5. シリンダーは、台座プレートといっしょに、本体に4本のビスで固定されています。
4本ともはずします。はずし方については、下の注意書きを熟読ください。
6. シリンダーが座板とも外れます。
7. 同じ手順で新しいシリンダーをつけて完成です。
シリンダー種によっては、もとの台座プレートを再利用するものと、新たに付属のものに交換するものがあります。それぞれの商品の説明書をご覧ください。
注) シリンダーを固定しているビスは、たいへん固めに締め込まれていますので、回し方が悪いと、頭が潰れて、回せなくなってきしまいます。必ず、ドライバーを強く押し付けながら回してください。また、必ずサイズが合ったドライバー(プラスの2番)をご使用ください。
ねじ頭が潰れると、通常の工具や手法でではずすことが、たいへん困難になります。もしそのような状態になった場合は、電話かメールでお気軽にご相談ください。

SHOWA 7680KJ シリンダーの交換手順

SHOWA 7680KJ シリンダーの交換手順1
SHOWA 7680KJ シリンダーの交換手順2
SHOWA 7680KJ シリンダーの交換手順3
SHOWA 7680KJ シリンダーの交換手順4
1. PMKと同様、室内側ノブの固定ビスをはずしたのちノブを左回りに回すと、ネジの要領ではずれます。室外側ノブは、引き抜くだけで外れます。
2. ノブをはずした後、室外側のノブの丸座を左回りに回し、はずします。ペンキ等で塗り固められるなどして回りにくいことが多いので、その場合布を巻いたハンマーなどで軽く叩くなどしてみてください。シリンダーのリングは差し込んでいるだけなので、ケース本体を引き抜けば勝手にに取れます。
3. 本体の裏板に3本のビスがあります。これをはずし、裏板を起こすように動かすと、裏プレートがはずれます。このとき、あまり無茶に動かすと、錠内部の部品がバラバラになり、修復に手間取ることがありますので、特にご注意ください。
4. シリンダーは、裏板の裏から2本のビスで固定されています。それをはずすと、シリンダーが外れます。シリンダーを交換した後、逆の手順で装着してください。