Q1 どんなガラスにも貼れますか? |
基本的に透明で表面が平らなガラスにしか貼れません。先述のように、凹凸があるガラスには貼れません。すりガラスは平らに見えても、ごく小さな凹凸がありますので、一般用は施工できません。これらの場合は凹凸ガラス用のポリカーボネイト板を貼ることが出来ます。
また、網入りガラスは、使用部位によっては、フイルムとガラスの間に熱がこもり、自然にガラスに亀裂が入る「熱割れ」を起こす可能性があります。
|
Q2 フイルムを貼ると、ガラスの透明度が落ちませんか? |
一般的には気にならない程度ですが、若干は透明感が落ちます。フイルムに引っかき傷などが付いた場合は、なおさら気になるかもしれません。ただし、多くの商品は表面にコーティングが施されているので、傷は付きにくくなっています。
|
Q3 セキュリティフイルムの保障は? |
フイルムのなかには、「性能保障制度」を謳ったものがあります。たとえば、某製品などは「10年間で剥離などが起きた場合は、無償で張替えします」といった内容のものもあります。これは、ある意味安心ですが、フイルムには寿命がありますから、保障内容が見た目の剥離なのか、それとも製品寿命なのかなどを検討する必要があります。また、その保障が自社規定のようなものなら、会社が業務を停止した時点で無効になりますから、そういったこリスクは頭においておく必要があるでしょう。もちろん、故意に付いた傷などは対象外となることが多いでしょうから、免責も確認してください。
|
Q4 海外ではどのような場面で使用されますか? |
欧米では、先述の銃弾貫通、爆風による飛散防止といった対テロリズムや、ハリケーン、竜巻などによる大型飛来物(最大で2x4の角材など)の貫通(突き破り)を防ぐといった自然災害対策として使用されることが多いようです。特にの後貼りの場合は、巻き込みアタッチメントでサッシに固定させることも多いようです。
|
Q5 フイルムをガラスの両面に貼れば効果は上がりますか? |
ガラス片の飛散防止という観点からは効果があるでしょうが、防犯効果で考えるとまったく関係ないと考えられます。
なぜなら、ナイフ等で簡単に切削できるものを露出させておくことは、耐久性としてはまったく無意味だからです。また、仮にそうしたら、外部フイルムのほうが早く劣化するため、メンテナンスが煩雑となり、ランニングコストはさらにかかってしまいます。
|
Q6 防犯ガラスや強化ガラスに貼ると、効果は上がりますか? |
合わせガラスの室内側に貼ると、確かに飛散防止効果は上がりますが、防犯的には飛躍的にと言うわけでもありませんから、あまりお勧めできません。
また、強化ガラスに貼った場合、枠飲み込み施工をしなければなりません。クリアランスをもたせて施工した場合、ガラスがフイルムの形状のまま倒れかかってくることが考えられるからです。ましてや、防犯的な意味で設置したのであれば、あまり意味がないということになります。
|